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骨粗鬆症の危険性

Data:2017-06-27 10:00:42

すぐに命に関わるような病気でないために忘れられがちになりますが。骨粗鬆症も生活習慣病のひとつです。なんとなく骨がもろくなる病気だということはご存知の方が多いでしょう。実際、その通りの病気です。骨の密度が下がりもろくなってしまいます。通常。「骨量(骨の丈夫さ」は20代前半が最高値となり、以降はゆるやかに低下します。そのため高齢者になるにつれて骨粗鬆症のリスクは高まります。女性は閉経後は骨密度が急速に低下するために骨粗鬆症になりやすい傾向があります。

骨粗鬆症はなると、骨が弱くなるだけではなく回復もおそくなりますので、ケガが原因でそのまま寝たきりになってしまう方も少なくありません。そうなってしまえば、再び満足に動けるようになる可能性は低いでしょう。健康的な老後を送りたいなら、絶対避けなければいけません。

骨粗鬆症と密接に関係がある症状としてロコモティブシンドローム、サルコペニアがあります。ロコモティブシンドロームは骨や間接・筋肉などが衰えて、歩行や立つ・座るといった日常的な動作が困難になる状態。サルコペニアは加齢とともに筋肉量が減り、筋力や身体能力が低下してしまうことです。骨粗鬆症とこの2つが関わることで、転倒などの事故をきっかけに要介護状態になる方は少なくありません。

骨粗鬆症の予防にはカルシウム、ビタミンD、ビタミンK2が不可欠です。乳製品や魚、豆腐、緑黄野菜などを日々の食卓に取り入れましょう。もちろん、筋力を低下させないために日々適度な運動を欠かさないことも重要です。

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